
東京、埼玉、千葉の3都県で事業展開する生活協同組合コープみらい(本部:さいたま市)は6日、公式サイトで謝罪文を掲載した。同組合の宅配サービスを委託された先の従業員が4月、配送車両の荷台で排尿し、商品を汚損したまま配達していたことが明らかになった。コープみらいは産経新聞の取材に対し、「これまでで初めての事案」と説明。再発防止に向け安全対策を講じるとしている。
事案は4月28日、商品を受け取った配達先からの連絡で発覚した。「冷蔵品が黄色い液体に浸かっている」「尿のような臭いがする」との苦情が寄せられた。
調査の結果、配送委託先の従業員が業務中に尿意を催し、荷台内の廃棄予定の発泡スチロール容器に排尿。作業スペースを作ろうとして未配達商品が入った箱の上にその容器を置いたところ、容器に穴が開いており尿が漏れ出し、箱内の冷蔵品を汚損。そのまま配達してしまった。
コープみらいは謝罪文で「食の安全・安心に関わる極めて重大な事態が発生いたしました」と報告。「被害に遭われた組合員様、ならびに地域の皆様に多大なるご不安とご不快感をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます」とつづった。
また、今回の事案は「配送委託先だけの問題ではなく、当生協を含む組織全体の問題として真摯に受け止めている」と説明。今後は配送ルート上にあるトイレの場所の事前確認や情報共有、緊急時に立ち寄り可能な施設リストの整備・周知など、必要な対策を迅速に講じていくとした。